【オピニオン】残酷な画像や動画を用いた啓発について

【オピニオン】残酷な画像や動画を用いた啓発について

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Veganismは動物の搾取に反対する思想です。しかし、動物の搾取の実態は、産業側と消費者側の意向の一致もあり、私たちの普段の視界からは巧妙に隠されています。

それらの隠された実態を目にすれば、きっと多くの人はそれらを正当化することはできず、veganになるべきだと理解してくれるだろうという思いから、私たちは生の事実を多くの人の目に入れようと考えます。

しかし、場合によっては反発を生んだり、余計に目をそらし、問題について考えることから遠のけてしまうのではないかという懸念から、そういったアプローチに反対する人もいます。このことについて、Twitterで簡単なアンケートを取ってみました。以下がその結果です。


やはり、「場合によってはやるべき」という意見が最も多くみられました。「積極的にやるべき」を加えれば、支持する意見が約70%、反対に、「極力やるべきでない」、「絶対にやるべきでない」という否定的立場も、合わせて30%ほどいました。

簡易的なアンケートなので、どれほど一般的な傾向を反映しているかわかりませんし、実際にはveganでない人たちの票も入っているでしょう。しかしそれでも、やはり事実は人々の目に入れていかなければいけないという人が多数派なのではないでしょうか。

この考えは自然です。そもそも畜産や他の動物産業がこれほどの化け物に成長してきたのも、人々が罪悪感を忘れて消費を続けるために、産業による事実隠しに積極的に加担してきたためです。そのために、ネットが普及した今になって、畜産の営みやその環境への影響を暴いた資料を見せられ、人々はひどく動揺するのです。

未だに多くの人は家畜とされる動物たちはのどかな生活を提供されていると信じている、あるいは信じようとしています。そのため、場面をわきまえるべきとはいえ、やはり積極的に事実を公にしていく活動は重要と思われます。

2016年にオーストラリアで行われた調査では、veganになるきっかけを与えたドキュメンタリのランキングで、環境問題をテーマとしたカウスピラシーや、健康問題をテーマとしたフォークス・オーバー・ナイブズをしのいで、畜産をはじめとする動物利用の実態を暴いたアースリングスがトップになっています。

同調査では、効果的な啓発についても傾向が示されています。その中で重要な点として挙げられている内に

  • 事実を示すこと
  • 情報を与えること
  • 自分の行動に誇りを持つこと

なども含まれています。

相手は人間ですし、様々な状況がありうるため、このやり方が常にベストだ、ということはありません。しかし、動物搾取を終焉させることを目指して、被害者たちの代弁をすることは決して間違ったことではありません。自信を持って、事実を示し、veganになるべきなのだということを、真摯に伝えていきましょう!


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